PJR-0145 README.md / docs/index.md / docs/<lang>/index.md の責務再整理と記述見直し
1. 概要
README.md、docs/index.md、docs/<lang>/index.md の役割分担を整理し、記述内容を見直す。
現状は README.md と docs/ja/index.md が同じ内容を別々の表現で持っており、二重管理に なっている。片方を更新しても、もう片方は追従しない。
2. 着手時の状況
2.1. 規模と読者
| ファイル | 行数 | VitePress | 主な読者 |
|---|---|---|---|
README.md | 64 | 対象外 | GitHub の閲覧者、リポジトリ利用者 |
docs/index.md | 4 | 対象 | 言語選択のみ |
docs/ja/index.md | 81 | 対象 | 文書サイトの閲覧者 |
docs/en/index.md | 3 | 対象 | 未整備(工事中の表示のみ) |
README.md は .vitepress/config.mts の srcExclude: ["*.md", ...] により走査対象から外れる。 GitHub 上でのみ読まれ、文書サイトには現れない。
2.2. 重複している節
README.md と docs/ja/index.md は次の4節を共有する。
| 節 | README | ja/index | 状態 |
|---|---|---|---|
| Quick Start | あり | あり | 同じ趣旨、表現が異なる |
| ディレクトリ構成 | あり | 基本ディレクトリ構成 | 見出しも内容も相違 |
| ライセンス | あり | あり | 差分あり |
| 著者・問い合わせ | あり | あり | 差分あり |
Quick Start は導入手順という同じ目的を持ちながら、README は GitHub のテンプレート機能を、 ja/index は Use this template とダウンロードの2経路を説明する。片方だけを読んだ利用者が 異なる手順を得る。
2.3. 着手時に未整備だった箇所
docs/en/index.md は3行で、工事中である旨だけを記す。docs/index.md が英語版への導線を 持つため、閲覧者は工事中のページへ到達する。
3. 完了条件
README.md、docs/index.md、docs/<lang>/index.mdそれぞれの責務が明文化されている。 どの読者に何を伝えるかを区別する。- 重複する4節について、正本をどちらに置くかが決まっている。重複を残す場合はその理由が 示されている。
- Quick Start の手順が README と ja/index で矛盾しない。
docs/en/index.mdの扱いが決まっている。整備するか、導線を外すか、工事中である旨を 明示的に維持するかを判断する。npm run -s lint:mdとnpm run docs:buildが通る。
4. 検討事項
- README は VitePress の対象外であり、GitHub でのみ読まれる。文書サイトの閲覧者は README を 見ない。逆にリポジトリを clone した利用者は文書サイトを開かないことがある。両者へ同じ 情報が要るのか、役割で分けるのかを決める必要がある。
- 重複を機械的に排除すると、README が薄くなりすぎて GitHub 上での第一印象を損なう恐れがある。 一方で二重管理は必ず乖離する。転記ではなく参照で解決できるかを検討する。
- 英語版は文書全体の多言語対応と関わる。本項目で
docs/en/index.mdだけを整備しても、配下の 文書が日本語のままでは利用者の期待とずれる。導線の扱いを先に決めるほうが実務的である。
5. 作業内容
| No | 作業 | 担当 | 状態 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 3種のファイルの責務を定義する | ARC | done | 各ページの本文に明記 |
| 2 | 重複4節の正本を決める | ARC | done | 詳細文書への参照に統一 |
| 3 | Quick Start の手順を統一する | ARC | done | Quick Start ガイドを正本化 |
| 4 | docs/en/index.md の扱いを決める | ARC | done | 未整備の状態を明示して維持 |
| 5 | 決定に沿って記述を更新する | ARC | done | 4つの入口文書を更新 |
| 6 | lint と docs:build を確認する | ARC | done | 整形・検査を実施 |
6. 対応結果
README.mdは GitHub とパッケージページの入口として、概要、入手方法、詳細文書への導線を担うものとした。docs/index.mdは言語選択だけを担い、英語版が未整備であることをリンク上で明示した。docs/ja/index.mdは日本語文書サイトの入口として、目的別の導線と主な文書領域を示すものとした。docs/en/index.mdは英語版の提供状況を明示するページとして維持し、完全な日本語版への導線を設けた。- Quick Start の詳細は specdojo:quick-start-guide、ディレクトリ構成は specdojo:docs-structure-guide と specdojo:directory-layout-reference、ライセンス条文は
LICENSEを正本とした。入口文書には要約と参照だけを置き、重複更新を避けた。 - 残課題はない。
受け入れ時に orchestrator が次を確認した。
| ファイル | 変更前 | 変更後 | 責務 |
|---|---|---|---|
README.md | 64 行 | 35 行 | GitHub とパッケージページの入口 |
docs/index.md | 4 行 | 6 行 | 言語選択と提供状況の明示 |
docs/ja/index.md | 81 行 | 36 行 | 日本語文書サイトの入口 |
docs/en/index.md | 3 行 | 9 行 | 英語版の提供状況の明示 |
- 重複していた4節(Quick Start、ディレクトリ構成、ライセンス、著者)が解消された。両ファイルの 合計は 145 行から 71 行へ減っている。転記の重複ではなく、詳細を持つ文書への参照で解決して おり、検討事項に挙げた「転記か参照か」の判断として妥当である。
- 英語版は「工事中」の一言ではなく、未翻訳であることと日本語版への導線を明示する構成になった。
docs/index.mdのリンクにも提供状況を併記している。配下が日本語のまま英語版の体裁だけ整えると 利用者の期待とずれるという懸念に対し、期待を正しく設定する方向で解いている。 lint:mdとdocs:buildが通る。リンク切れも出ていない。
7. 関連ドキュメント
- specdojo:docs-structure-guide: ディレクトリ構成の正本。README との記述が整合する必要がある。
- specdojo:waza-guide: 導入手順の詳細。Quick Start からの導線になる。