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PJR-JSWE agent ワークフローを plan/result/git に置き skills 等の agent 固有機能へ依存しない方針の分析 ​

1. メモ ​

1.1. 結論 ​

plan / result / git 履歴を agent ワークフローの契約とし、skills・AGENTS.md・agent 定義などの agent 固有機能へ極力依存しない現在の方向性は正しい。ただし「plan に必要情報が書けていれば精度は落ちない」という前提は、plan の遅延ロード性と、繰り返し手順の CLI 化が保たれている場合にのみ成り立つ。

1.2. 中核を plan / result / git に置く理由 ​

  • 提供者中立: skills(Claude Code)、AGENTS.md(codex)、agent 定義(opencode)は意味も寿命も異なる。SpecDojo は codex・claude・gemma・qwen を同じ Kata で運用しており、契約が plan にあるから executor を差し替えられる。data-flow-pdca の refine-2 では、plan の指示だけで codex-expert が grade の finding を解消できた。
  • 監査・再現: plan は「何を根拠に何をしたか」の契約、result / evidence / イベントは実績で、すべて git に残る。skill の中身は agent 側の設定であり、成果物と一緒に版管理・grade・レビューされない。Kata(知識)はプロダクトの内容、skill は agent の都合という線引きを維持する。
  • 観測された失敗は skill 不足ではない: 直近の失敗は rate limit、小型モデルの JSON schema 逸脱、保護ファイルへの書き込み、lint の整形ずれであり、「手順を知らなかった」ことに起因するものはなかった。

1.3. 前提が崩れる条件 ​

skill が本質的に持つ性質は「必要になったときだけ読み込む(遅延ロード)」である。plan へ全部書くのは先行ロードなので、次の 2 点で差が出る。

  • コンテキスト予算: plan が長くなるほど注意が散り、小型モデル(gemma / qwen)では中盤の指示が抜ける。qwen の refine が 8 件中 4 件無変更だったのは、能力の問題と同時に、長い plan の中で優先順位が伝わらなかった面もある。現行の plan は約 12KB で、rulebook / template / sample は本文へ埋め込まずパス参照になっており、既に遅延ロードに近い形である。この性質を崩さない。
  • 手続き的な作業: 整形・schema 検証・索引再生成などの繰り返し手順は、文章で説明するより実行可能な道具にしたほうが精度が安定する。ただし道具は skill である必要はなく、specdojo サブコマンドや npm script で足りる。提供者中立な skill の代替は CLI である。

1.4. 切り出す・切り出さない判断基準 ​

内容置き場所理由
何を・どこまで・完了条件(done_criteria 由来)plan契約。タスク固有で監査対象
記法・章構成・禁止事項(Kata)rulebook / template(plan からパス参照)grade・レビュー・版管理の対象。agent 設定へ埋めない
繰り返す検証・整形・生成手順CLI / npm script(plan から呼び出す)提供者中立で決定的。文章より安定
権限・sandbox・失敗時の扱いexec-defaults / provider 設定知識ではなく実行時制約。提供者固有でよい
「まず plan を読む、最後に validate を実行する」程度の入口各 agent の薄いラッパーSSOT から生成して drift を防ぐ(.claude/rules と .github/instructions の関係と同じ)

skill へ切り出してよいのは最後の行だけで、それも SSOT の断片を各 agent 形式へ写す薄い入口に限る。rulebook の内容や手順そのものを skill へ移すと、提供者ごとに複製ができ、grade の外へ知識が漏れる。

1.5. 主張の検証方法 ​

「plan で十分」は測定できる。同じタスクを (a) plan のみ、(b) plan + agent 固有 skill で実行し、grade のスコアと finding 数、実行時間、トークン量を比較する。grade パイプラインと exec の evidence が既にあるため、自前のハーネスで回せる。差が出た場合は「skill が必要」ではなく、「plan の該当情報が遅延ロードできていない」か「CLI 化すべき手順が文章のまま」のどちらかである可能性が高く、plan / CLI 側で吸収する。

2. 背景・文脈 ​

  • 2026-09-17 に、SpecDojo が skills などの agent 固有機能へ頼らず plan・result・git 履歴で agent ワークフローを構築している方向性の妥当性について、オーケストレーターとの対話で分析した内容を記録したもの。
  • 判断材料は、data-flow-pdca の refine(qwen)と refine-2(codex-expert)の結果、PJR-VQB5 の agent 別 grade 比較、および直近 1 週間の exec 失敗の内訳。

3. フォローアップ ​

  • plan の長さと参照方式(埋め込みかパス参照か)を定期的に確認し、遅延ロード性を保つ。
  • plan 本文で文章として説明している繰り返し手順があれば、specdojo サブコマンドまたは npm script へ落とす候補として洗い出す。
  • 必要になれば、上記 1.5 の比較実験を todo として起票する。

4. 関連ドキュメント ​