PJR-TD1G grade と review の記録構造を統合するかを決める
1. 確認事項
観点別の判定を grade は sidecar の YAML(level / score / findings)、review は result の Markdown(result / evidence / notes)で持ち、同じ関心を別形式で記録している。findings も grade は構造化、review は自由記述で集計できない。done_criteria の判定も grade の criteria ファイルと review の観点表で二重に行う。統合すれば集計と追跡が揃うが、review result が人の読む Markdown であることの価値を失う可能性がある。語彙の統一(PJR-XXXX)とは切り離して判断する。
2. 背景
prj-0001:pjr-2zvs-grade-review-integration の見直しで判定語彙の重複を解消することにしたが(prj-0001:pjr-xtan-unify-verdict-vocabulary)、記録構造にも重複が残る。
| 関心 | grade | review |
|---|---|---|
| 観点ごとの判定 | sidecar の YAML(viewpoints: {level, score, findings}) | result の Markdown(result / evidence / notes) |
| findings | 構造化(id / severity / rule / line / anchor / message) | Markdown の自由記述 |
done_criteria の判定 | criteria/*.yaml に satisfied / unsatisfied と理由 | xrp の観点表で確認 |
同じ関心を別形式で持つため、集計できるのは grade 側だけである。review の結果は件数も傾向も追えない。
3. 回答候補
| 候補 | 内容 | 利点 | 懸念 |
|---|---|---|---|
| A | 現状維持 | 変更が無い | review の結果を集計・追跡できない |
| B | review result も sidecar(YAML)を併産する。Markdown は人が読む本文として残す | 集計できる。Markdown の価値も残る | 二重に書く。reporter の負担と不整合の risk |
| C | review result を YAML 正本にし、表示用 Markdown を生成する | 一貫する。grade と同じ扱いになる | 人が読む文書としての自由度を失う。evidence や notes の表現力が落ちる |
| D | grade 側を Markdown へ寄せる | 人が読みやすい | 集計できなくなる。既存の dashboard と routine が壊れる |
判断の材料として、review の結果を集計したい具体的な場面があるかを確認する必要がある。現状 review は schedule のフェーズとしてのみ実行され、件数も多くない。需要が無ければ候補 A で足りる。
done_criteria の二重判定については、prj-0001:pjr-2zvs-grade-review-integration の決定 3.1 に照らすと、agent 観点に紐づく条件は grade、human 観点に紐づく条件は review という分担が自然である。ただし現状の grade は evaluation を問わず全条件を判定しており、この点も整理の対象となる。
4. 回答・結論
統合しない(候補 A)。 ただし理由は「変更がない」ではなく、grade と review は判定の対象が違うためである。
prj-0001:pjr-2zvs-grade-review-integration の最終結論で、grade は成果物の品質を、review はタスクの完了可否を判定する別の経路と定めた。review は成果物を再評価せず、grade の結果を確定済みの事実として受け取る。
| 経路 | 記録するもの | 形式 |
|---|---|---|
| grade | 観点ごとの判定(level、score、findings) | sidecar の YAML |
| review | 完了の判断とその根拠、改善指示 | result の Markdown |
review は観点ごとに評価しなくなるので、review 側から観点ごとの記録がなくなる。 観点ごとの判定は grade の sidecar にしか存在しない。確認事項に挙げた「集計できるのは grade 側だけで、review の結果は件数も傾向も追えない」という問題は、review が観点を持たなくなることで生じなくなる。
記録の形式が違うのは判定の対象が違うためであり、揃える必要はない。候補 B・C(review を YAML 化する)は、観点ごとの記録が review からなくなるので不要になる。候補 D(grade を Markdown 化する)は集計できなくなるので採らない。
done_criteria の二重判定も同じ理由で解消する。done_criteria の充足は grade が判定し、review はその結果を完了判断の材料として使う。
review の観点ごとの記録をなくす作業は prj-0001:pjr-n22n-xrp-xrr-review で行う。
5. 承認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 回答者 | naoji3x |
| 回答日 | 2026-09-26 |
| 承認方式 | commit |
| 証跡 | register event close(events/pjr-td1g.yaml)と本個票の遷移 commit |
- 承認方式は既定で
commit(register closeによりdecidedへ遷移)を用いる。 - 回答が不可逆・高リスク・framework schema 破壊的変更を伴う場合は
PR方式で承認し、証跡に PR URL と merge SHA を記載する。
6. 関連ドキュメント
- TODO: 根拠・影響先・追跡先を
[[doc-id]]形式で記載する。