PJR-ZKNA ユースケース別 CDFD の cdfd-uc-rulebook と recipe・sample・template を新設する
1. 概要
cdfd-overview が定義するユースケース別 CDFD(cdfd-uc-<topic>)は、複数のプロセスグループをまたぐ順序と引き渡し条件だけを定め、グループ内部のプロセスは再掲しない。一ノード一プロセスを契約とする cdfd-rulebook では表現できないため、専用の cdfd-uc-rulebook と recipe・sample・template を新設する。章構成と記述レベルは cdfd-overview に合わせ、ID はプロジェクト修飾なしとする。
1.1. 決定事項(2026-09-13)
- ユースケース別 CDFD の rulebook は
cdfd-rulebookに統合せず、cdfd-uc-rulebookとして新設する。recipe / sample / template も一式そろえる。 - 状態遷移の正本は stsd / cstd とし、ユースケース別 CDFD でも状態の定義・遷移表を書かない。
- product 成果物の ID はプロジェクト修飾なし(
cdfd-uc-<topic>)。 - 章構成・記述レベルは
cdfd-overviewに合わせる。
1.2. ユースケース別 CDFD の契約(cdfd-overview の「詳細 CDFD 一覧」より)
- 複数のプロセスグループをまたぐ順序と引き渡し条件だけを定める。グループ内部のプロセスは再掲せず、プロセスグループ別 CDFD を参照する。
- 単一のグループに閉じる業務はユースケース別 CDFD を作らない。
- ケース ID は
cdfd-overviewのC-01形式を引き継ぐ。
1.3. 想定する章構成
| 番号 | 見出し | 内容 |
|---|---|---|
| 冒頭 | 導入文 | 対象ユースケースを一文で定義 |
| 1 | 目的 | 対象者と利用場面 |
| 2 | 適用範囲 | 開始イベント、終了条件、横断するプロセスグループ、対象外(グループ内部、補助操作) |
| 3 | 横断するプロセスグループ | グループの順序と各グループの役割。cdfd-overview の代表ノード名と領域 ID を用いる |
| 4 | 引き渡し | 引き渡し ID、送り元グループ、受け側グループ、引き渡す情報、引き渡し条件、戻す条件の表 |
| 5 | 概念データフロー | 代表ノードと関係するデータストアだけの Mermaid 図。凡例は「凡例(本プロダクト共通)」を参照 |
| 6 | 例外時の戻り先 | 引き渡し条件を満たさない場合にどのグループへ戻すか。グループ内部の例外は扱わない |
| 7 | 未決事項 | 条件付き |
sample は共通サンプル文脈(駄菓子屋)で、cdfd-overview-sample の 2 グループ以上を横断するケース(例: 仕入から販売までの商品の流れ)を扱う。
2. 完了条件
cdfd-uc-rulebookが、プロセスグループの順序と引き渡し条件だけを定める契約、cdfd-uc-<topic>の命名、C-01形式のケース ID、グループ内部・状態遷移を扱わない境界、cdfd-<group>への参照方法を規定している。cdfd-uc-recipe、cdfd-uc-template、cdfd-uc-sampleが rulebook と整合し、sample はcdfd-overview-sampleの 2 グループ以上を横断するケースを矛盾なく詳細化している。cdfd-overview-rulebookの用語表と「詳細 CDFD 一覧」の記述が、新設した rulebook を参照している。deliverables-referenceに成果物種別として追加され、id-and-file-naming-standardに命名が載っている。- rulebook / recipe / sample / template の各 authoring standard の最終チェックを満たし、
npm run lint:md、npm run lint:fm、npm run docs:buildが成功する。
3. 作業内容
| No | 作業 | 担当 | 状態 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | cdfd-uc-rulebook を新設する | ARC | done | 契約、命名、章構成、完成判定を規定した |
| 2 | cdfd-uc-template を作成する | ARC | done | 引き渡しと戻り先を含む骨組みを作成した |
| 3 | cdfd-uc-sample を作成する | ARC | done | C-02 の在庫 → 仕入 → 販売を詳細化した |
| 4 | cdfd-uc-recipe を作成する | ARC | done | 情報収集から仕上げ確認までの手順を作成した |
| 5 | overview-rulebook と reference・命名標準へ追記する | ARC | done | 新 rulebook の参照、成果物種別、命名例を追加した |
4. 対応結果
specdojo:cdfd-uc-rulebookと対応する recipe・sample・template を新設し、プロセスグループの順序、H-<nn>形式の引き渡し、条件不成立時の戻り先を一貫して記述できるようにした。- sample は 概念データフロー図(全体概要) の
C-02を、在庫 → 仕入 → 販売の三グループを横断する例として詳細化した。 - 概念データフロー図(全体概要)作成ルール、CDFD の Mermaid 記法、成果物リファレンス、ID・ファイル命名標準を新しい成果物種別へ整合させた。
- 残課題はない。成果物の
statusは規約どおりdraftのままとし、readyへの昇格は人間の確認後に行う。
5. 関連ドキュメント
- 新しい全体概要: cdfd-overview
- 全体概要の規範: specdojo:cdfd-overview-rulebook
- プロセスグループ別の改訂: prj-0001:pjr-4nxr-cdfd-rulebook-process-group
- 記法: specdojo:cdfd-mermaid-rulebook
- 全体概要の見直し元: prj-0001:pjr-6pd7-cdfd-overview